車中泊と熱中症 ― 熊本地震が突きつける高齢者の命を守る備え
熊本地震の被災地で、車中泊をしていた70代女性が熱中症の疑いで亡くなりました。7月30日に発見された際、車のガソリンは切れ、エアコンも止まっていたといいます。震災による初の災害関連死の可能性があるとされ、県は「車中泊を否定するわけではないが、熱中症対策をしてほしい」と呼びかけています。
エアコンが止まった車の中で
避難所のプライバシー不足から車中泊を選ぶ方は少なくありません。しかし燃料切れでエアコンが止まれば、車内は短時間で高温になります。特にご高齢の方は暑さやのどの渇きを感じにくく、症状が進んでから気づくケースが多いのが実情です。
離れて暮らす家族にできること
もし遠方の親御さんが被災地や車中泊の環境にいる場合、電話一本で「水分は取れているか」「燃料は足りているか」を確認するだけでも大きな意味があります。
今日からできる対策
- こまめな水分・塩分補給
- 車のアイドリング残量の確認
- 日中は日陰の避難所や公共施設で過ごす
- 一人にせず、周囲で声をかけ合う
災害は地震そのものだけでなく、その後の暮らしの中にも危険が潜んでいます。小さな備えと声かけが、大切な人の命を守ることにつながります。